Bird Hotel リリースツアー

People In The Box@渋谷クワトロ


波多野の朗読から始まる。
消えてしまった彼女はどこへだって旅に行ける。
そして完璧な庭からライブが始まる。
今日の三人はノっていた気がする。
音が綺麗で激しくて、少し切なかった。


泥の中の生活
波多野の壊れ方が凄く楽しそうで。
彼の世界に僕も行きたいと思った。
行けないのは誰のせいでもないんやけど。
そこが今日一番悲しい出来事。


ヨーロッパ
やあみんなどこから来たんだい?
少なくとも僕のいる世界じゃないよね。
きっとみんな笑顔なのはみんなの世界がいい世界だからだよ。
そう聞こえた。
あの言葉はほんまに惹かれる。


アンコール
山口さんが泣いてた、花粉症じゃなくてw
福井さんも。
波多野は、こらえながら大きく笑った。

「僕は音楽の力を信じてる。みんなも信じてると思うけど。」

今日一番心に響いた。
そうだ、信じてるよ。
永遠に信じ続けるさ、あきれるほど。

「この気持ちをフランス語で伝えるなら、メルシーだな」

これも良かったけどw



今日のライブはほんまに良かった。
今まで見たライブの中でベスト5に入るくらい。
最後は涙が出そうだった。
心に響く音楽を聴いたのは久しぶりだったから。



ピープルを聴いてると壮大な短編小説を連想させる。
波多野は間違いなく天才で、変態だ。
無機質な言葉が暴れまわっているイメージ。
1曲1曲が短編小説のようで。
その情景を音楽という形で伝えているようだ。
間違いなく、解散していないバンドの中で、一番楽しみなバンドだ。



やあ僕はどこから来たんだい?