Do you wanna die?
生きるということについてよく考える。
僕は生きてる、君も生きてる、みんな生きてる。
でも、彼らは死んでしまった、悲しくも。
久々に週末のフールを読んだ。
- 作者: 伊坂幸太郎
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2009/06/26
- メディア: 文庫
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あと3年で地球が滅亡するという設定の中で、
生きることとか死ぬこととか、ある意味淘汰された中で、
人々はどう思うのか、それが非常にうまく書けてると思う。
この小説の中で、凄く好きな言葉がある。
それは深海のポールに出てくる渡部の父親の台詞。
「死に物狂いで生きるのは権利じゃなく、義務だ。」
この言葉を受けて、感動したと同時に、あれ、当たり前じゃないの?と思った。
ここからは自分の持論。
なぜ人は自殺をしてはいけないのか。
僕が思うことは、自分の死を自分でコントロールすべきではないから、だと思ってる。
もっというなら、自分の意思で生まれてきたんじゃないなら、自分の意思で死ぬな、ということ。
僕は神を信じているかと言われると微妙やけど、神的な何かはいると思う。
伊坂の言葉を借りるなら、「それは三丁目の山田さんとかじゃなくて、何か特別なもの」が存在すると思う。
つまり、寿命以外で死ぬことは基本的に許されないと思う。
まあ事故とかの話はするな、それは忘れろ。
結局、僕たちは限られた命を、一生懸命生きる義務がある。
それは意識してどうこうするもんじゃなくて、
自然にそうしなきゃいけない。
そもそもこういう議論が出ることが、悲しい。
まあ、不景気なのかなぁって思う。
前述、深海のポールで、渡部の父はもう一つ素敵なことを言ってる。
「もしお前が自殺したら、俺は許さねぇからな。お前が自殺したらぶっ殺すからな」
命ってのはそういう存在やと思う。