Book of one

柴崎友香の「また会う日まで」を読了。
思い出の恋ってこんな感じなんかなぁと。
この人の作品は温度があって素敵だ。
なんでもない瞬間を切り取って、
そこから何かを紡ぎ出す感じとか。
あとやっぱ、関西弁って暖かいなぁと。
言葉が荒いので関西以外の方からすると
怖いという印象があるんかもしれませんが、
やっぱ関西弁はいいなって思う。
東京におったらあんま聴けないけど、
たまに電車やったりで聴くと落ち着く。
親と電話してる時とかも。


自分の中に流れてる血であったり、
自分の今までの境遇ってのは、
そんな簡単に覆るもんじゃない。
まあ血に至っては、覆せないね。
「重力ピエロ」を読んでから、
血は覆せるんじゃないかって、
淡い期待を寄せたりもしたけど、
今の自分にはそれなりにやけども、
満足しているので、
別に覆さなくてもいいかなと。


幸せなんてのはどっからともなくやってくるんやなくて、
自分の中で膨らんだり萎んだりして、
つまりは風船みたいなもんなんやろなぁと、
勝手に解釈してます。
まあ、そうであって欲しいなっていう
願望やったりもするんやけど。