It's Mine Two

幼稚園時代の話。


今では考えられないくらい病弱だった。
扁桃腺を持ってて、すぐに高熱を出した。
ありえないかもしれないけど、
幼稚園で遠足に行ったことがない。
遠足は全て高熱で行けなかった。
なので、実はあまり記憶がない。

年中、年長の2年間、幼稚園に通った。
年中の頃は、先生がとても美人で、
樋口先生。
よく構ってもらってた。
足が遅くて運動会の徒競走はいつも最下位。
泣き虫だった。
基本的にはお弁当だったんやけど、
週1回は給食があって、
プチトマトが嫌いだった。
或る時、いつもプチトマトを残してたので、
プチトマト食べるまで許してもらえなかった時があった。
給食のあとに、お遊戯の練習があったのに、
僕はプチトマトを食べられずに、
樋口先生が付っきりでいたことがあった。
結局泣きながら食べたけど。


年長の時の先生はとても可愛い先生で、
樋口先生と同じくらい好きだった。
浅野先生、未だに覚えてる。
プチトマトは結局克服できず、
浅野先生は優しいから許してくれた。


私立の幼稚園だったこともあって、
1桁の算数はやった気がする。
その頃から算数は得意だったので、
とても優秀だった、らしい。


あと、母親に聴いたことがあるんやけど、
幼稚園卒業前の最後のお弁当の時に、
お弁当箱の中に「いつもおべんとうありがとう」って
メモを書いたらしい。
母親はそれを見て泣いたらしい。
その頃から、親に感謝してたのかな。


年中の頃に好きな女の子がいて、
寺西さんって女の子で、
わかんないけど両思いっぽくて、
大人になったら結婚しようって言ってた。
今何してんだろ。


そんなマセた幼稚園生でした。